給食通信(十二月)
給食メニューの作り方を簡単に紹介しています。
★使用食材の詳細は、献立表十二月をご覧ください。
☆学校給食摂取基準に沿った食塩相当量(1食2.5g未満)になるように努めています。
12月1日(月曜日)【ご飯 牛乳 鶏肉と大豆のオイスターソース煮 じゃが芋のチゲスープ】
お米を主食とする日本には、その土地に適したお米が多く栽培されています。日本で標品登録されているものが役000種、そのうち主食用が約300種類といわれます。給食のご飯は、埼玉県産のお米を給食室で炊いています。漢字の通り、八十八の手間がかかるお米の一粒も無駄にしないよう、大切に食べましょう。
12月2日(火曜日)【黒パン 牛乳 鶏肉のクリーム煮 レンズ豆のスープ】
日本では大きい豆が好まれ、食べる機会が少ない「レンズ豆」ですが、海外ではカレーやスープ、煮込み料理やサラダなどよく使われる豆のひとつです。疲労回復に効果のあるビタミンB群や鉄が豊富に含まれます。今日は、野菜やウインナーと一緒にトマト味のスープにしています。
12月3日(水曜日)【長崎ちゃんぽん 牛乳 揚げ餃子 枝豆サラダ 中華ドレッシング】
「長崎完本」は、今から約120年ほど前、長崎の中華料理店の陳さんが、中国の留学生に栄養のあるものを食べさせたいと、端切れ肉と野菜を炒めてスープと麺を加えて、濃い目に味付けしたボリュームのある料理を作ったのが始まりだと言われます。給食では、だしを利かせ塩分を控えて、とろみをつけて作りました。
12月4日(木曜日)【ご飯 牛乳 ハオチートマト麻婆豆腐 中華スープ 豆乳杏仁風プリン】
今日は、市内飲食店と打ち合わせや試作をして完成したコラボ給食です。今日は、恋人は麻婆豆腐さんとした麻婆豆腐です。お店では山椒を利かせピリリとした辛さが売りのようですが、北本市内の小中学生にも食べやすいようにとトマトを使った麻婆豆腐を考えてくださいました。見た目は赤くて辛そうですが、パプリカ粉を油で炒めた特製ラー油を仕上げに加えています。先に肉味噌を作っておき、野菜を炒めてから、トマトと調味料を加えて煮込み、肉味噌、ねぎ、豆腐を合わせてラー油を加えました。普段は使わないトウチジャンという調味料を使い本格的な味にしています。
12月5日(金曜日)【大根めし 牛乳 鰺フライ 干瓢の炒り煮 どさんこ汁】
戦時中や農作物の不況などにより、白米の消費を抑えるために「あわ・ひえ・麦・大豆・さつま芋・大根」などを『かて』を加え、かさ増ししたご飯を「かてめし」といいます。今日は、じゃこと一緒に炒めた大根を炊込み、炒めて醤油で味付けした大根葉を混ぜた『大根めし』です。
12月8日(月曜日)【ご飯 牛乳 和風ハンバーグ 糸こん金平 白菜の味噌汁】
『こんにゃく』はサトイモ科のこんにゃく芋から作られる食品です。こんにゃく芋の収穫量の多い群馬県はこんにゃくの生産量も日本一です。こんにゃくにはグルコマンナンという食物繊維を多く含み、腸の運動を刺激し便通を良くするのに役立っています。今日は、豚肉や人参と一緒に糸こんにゃくを甘辛く炒めて金平にしています。
12月9日(火曜日)【ココア揚げパン 牛乳 チキンサラダ 玉ねぎドレッシング 南瓜のクリームスープ】
『カカオ』は、紀元前1000年頃のインカ、摩耶古代文明時代から栽培されてきたと言われます。神様の食べ物として王族や貴族の贅沢な飲み物とされていたようです。ココアには、強い抗酸化力のある「カカオポリフェノール」という苦み成分が含まれます。今日は、揚げパンにココアを使っています。
12月10日(水曜日)【ごま汁うどん 牛乳 青のりポテトビーンズ 菊花みかん】
冬はビタミンCが豊富な柑橘類が多く出まります。「みかん」は手軽にビタミンCがとれるので、風邪予防のためにも進んで食べたいですね。みかんの袋や白い筋に食物繊維がたくさん含まれるので袋ごと食べましょう。今日は、愛媛県のみかんを切って菊花みかんにしています。
12月11日(木曜日)【ご飯 牛乳 春巻き コロコロマンボー 青梗菜のスープ】
『青梗菜』は、アブラナ科の野菜で中国料理によく使われます。茨城県、静岡県、群馬県が主な産地になります。カロテン、ビタミンC、カルシウム、鉄、食物繊維が豊富な緑黄色野菜です。今日は卵でとじた」中華風のスープにしています。
12月12日(金曜日)【冬野菜カレーライス 牛乳 メンチカツ キャベツとウインナーのスープ】
今日のカレーには、冬野菜をたくさん使ています。かぶ、蓮根、里芋、白菜など普段のカレーでは、なかなか使わない野菜ですが、じっくり煮込むと野菜のうま味が感じられるカレーになります。カレーの根には消化酵素が多く、葉には粘膜を丈夫にするカロテンが豊富です。蓮根は炎症を抑える働きがあります。また、里芋の野菜のぬめりは粘膜を保護します。白菜に多く含まれるカリウムは高血圧を防ぐ働きをします。野菜苦手な人も、カレーなら食べることができるのではないでしょうか。
12月15日(月曜日)【ご飯 牛乳 鯖の塩焼き 大豆の磯煮 味噌けんちん汁】
日本型食生活は、ご飯を主食として、肉や魚、卵や大豆製品、野菜など様々な食品と組み合わせて食べることができます。今日は、ご飯を主食に、主菜に魚、副菜に大豆とひじきを使い、汁物には野菜をたくさん使った日本型の食事になります。好き嫌いせず、しっかり食べて元気に過ごしましょう。
12月16日(火曜日)【ガーリックトースト 牛乳 肉団子のトマト煮 長ねぎのクリームスープ】
『ねぎ』は一年中出回っていますが、旬は冬になります。栽培技術が発達していなかった頃は、冬の貴重なビタミン供給源であるとともに、血行をよくしてく体を温めてくれる貴重な食材でした。今日は、たっぷりのねぎをよく炒めて甘みを出してクリームスープにしています。しっかり食べて風邪を予防しましょう。
12月17日(水曜日)【かやくご飯 牛乳 揚げじゃがのそぼろ煮 利休汁】
『ごま』はアフリカのサバンナ地帯が原産です。古代エジプトの商人がごま一粒と牛一頭を好感したという話があるくらい、古くから大切にされてきました。今日は利休汁に練りごまをたっぷり使ってコクと香りを出しています。
12月18日(木曜日)【ご飯 牛乳 厚揚げと豚肉のピリ辛炒め 華風コーンスープ】
『卵』には、ひよこが成長するために必要な多くの栄養素が含まれています。上質なたん白質や、ビタミンA,ビタミンB群、鉄などが含まれ「完全栄養食品」と呼ばれます。しかし、ビタミンCと食物繊維が少ないので、野菜と一緒に炒めたり、汁物にすると栄養のバランスがよくなります。
12月19日(金曜日)【ウィンチャップライス 牛乳 ブロッコリーサラダ コーンクリーミードレッシング 白菜スープ パンプキンカップケーキ】
今日で2学期の給食が終了します。苦手なものが出た時一口でも頑張って食べたでしょうか?調理員さんたちは、暑い日も寒い日も朝早くから夕方まで給食を作り片付けをしてくれています。皆さんに喜んで食べてもらいたいと心を込めて作ってくださっています。クリスマスやお正月など、家族や友達と食事をする機会が増える冬休みに、誰かのために料理を作ってみると、家族や調理員さんの思いや苦労が分かることでしょう。1月も元気にお会いしましょう。
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更新日:2025年12月24日